徒然乃記

愛猫の事、日常の些細な風景、そして仕事(建築)の事等を徒然に綴っていきたいと思います。

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名優逝く!

先日、緒形拳さんがお亡くなりになりました。大好きな俳優さんだったので、とても残念です。
緒形さんといえば、「太閤記」、「砂の器」、「復讐するは我にあり」等の作品をあげる人が多いけど、私はなんといっても、NHKの大河ドラマ、「風と雲と虹と」の緒形さんが好きだった。

「風と雲と虹と」は、平安時代、栄華を極める藤原権勢の世に弓を引いた坂東の風雲児・平将門の波乱に満ちた生涯を描いた作品で、平将門には加藤剛さんが扮し、緒形さんは瀬戸内海で海賊団を指揮した西海の雄・藤原純友に扮した。

民衆が悪政と搾取に苦しんむ、そんな世に立ち向かう男達だったが、次第に勢力を増す二人に朝廷は恐れをなす。いつしか叛逆の汚名を背負い朝敵とされたが、二人は信念のまま革命の道を進む。その信念に向かっていく眼差しに私は魅せられた。

緒形さんは主役でも脇に居ても輝いていたけど、昨年のNHKの大河ドラマ、「風林火山」では、いつもの精彩を欠いていたように思う。(私だけなのかもしれないけど・・・。)上杉謙信の軍師、宇佐美定満を演じていたその眼差しは鈍い光を放っていた。『何か、おかしい。体調があまり良くないのかしら・・・』って、少し心配になった。だけど、その後映画「ゲゲゲの鬼太郎」やNHKのドラマに出演していたし、フジテレビのドラマ、「風のガーデン」の記者会見にも元気な姿を見せていたので、『思い過ごしだったかな・・・』と思っていた。
それなのに・・・。
「風のガーデン」を撮り終えて、周りに迷惑をかけることもなく、静かに幕を下ろしてしまった。

私はフッと宇野重吉さんを思い出した。宇野さんも病をおして舞台に立ち続けていた。それも大変な地方公演の舞台にも・・・。楽屋で酸素吸入をしながらも舞台に立っていたと聞く。
でも、そこまで打ち込める仕事に巡り会えるなんて幸せなのかもしれない。好きな仕事、しかも才能にも恵まれて、生涯を全う出来る人って、世の中にはそんなに居ないもの。羨ましいな!

追伸
「風のガーデン」の緒形さんの眼差しは輝いていた。

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