徒然乃記

愛猫の事、日常の些細な風景、そして仕事(建築)の事等を徒然に綴っていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

吉野の旅

「Rieちゃんの家の木、良いねえ。」
以前同じ職場で働いていたKさんが言った。
「深みが増したでしょう。」
「そうそう、それそれ」
あいかわらず、語彙が少ない。
やっぱり、無垢の木は良い。奏庵を造ってくれた水崎さんも来るたびに、「良くなったねえ。」って言う。木が好きな人にはたまらないようだ。

昨年の春、小池創作所主催の“吉野の杉と櫻を見る会”に参加した。
小池さんが計画する旅は(旅には限らないが)とってもハード。そのつもりで体力づくりをしての参加だった。
7時30分に駅に集合。新幹線で京都まで行き、近鉄に乗り換えて吉野に向かう。昼食後、まずは山守さんの説明を聞く。
「集成材が綺麗なのは新築の時だけ、だけど吉野の山の木は10年~15年経ってどんどん味が出てくる。」
言葉の端には山守としての誇りが滲んでいた。

yosino03.jpg


吉野杉には、年輪巾が細かく均一であるという特徴がある。つまりきちんと管理されているので、経過年数の割には木が細く締まっているということで、それは強度が高いという事に繋がるそうだ。吉野の山守さんは70人。親子孫と代々山を守っている。

yosino04.jpg


予備知識を頭に入れ、いよいよ吉野杉の見学に向かう。あいにく小雨が本降りに変わった。
土砂降りの雨の中、材木を運ぶために造られたという急勾配、超ヘアピンカーブの道を4WDの車は上がっていく。ドライバーの手元が少しでも狂えば、夕刊の片隅にでも載るのではないかと不安がよぎる。車内は誰もが言葉少なげだった。

yosino06.jpg


心配したようなことも起こらず、何事もなく下山。一緒に車に乗っていたおKちゃんは「あ~楽しかった。」だって。なんて肝が据わっているんだろう。
その後製材所へ向かう。製材所には材木が至るところに積み重なっていた。なかでも天然乾燥材は、美しかった。薄紅色の木肌はしっとりとして潤いがあり、きめ細やかだ。それに比べると人口乾燥したものは潤いに欠けていた。御一緒した浮遊間のUさんは、天然乾燥材に一目惚れ。是非浮遊間には天然乾燥材を使って欲しいと少し興奮気味だった。

yosino05.jpg

スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。