徒然乃記

愛猫の事、日常の些細な風景、そして仕事(建築)の事等を徒然に綴っていきたいと思います。

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ベルとの出会い!

「猫がいるよ~。」
その声に外に飛び出ると、小さな生き物がすばやく動いて植木鉢の横に隠れた。
よ~く見ると、泥水で汚れ骨の形がくっきりと露わになったその後姿が、小刻みに震えていた。子猫が弱っているのは誰の目にも明らかだった。

誰かが言った。
「この猫死ぬよ。」
その瞬間、その場にいた皆なの想いが一致したように思う。
Mさんが猫を捕まえると流しに行って、その体を洗い始めた。子猫は鳴く力も残ってないようで、為すがままに体を委ねていた。私は手頃なダンボールを見つけてタオルを敷いた。体をよく拭いてその中に入れたが、目はまだ不安そうに怯えていた。

「もしかしたら、お腹が空いてるのかもしれないよ。」
Tさんが牛乳を持ってきてお皿にあけた。食パンを湿らせ子猫の口元に持っていく。

「食べるかなあ?」
子猫は皆が見守る中、小さな舌を出した。

「食べたよ~。」「良かったねぇ~、これでもう大丈夫だ。」

当時、私が勤めていた会社は2階にあった。よくもこんな弱った体で階段を上がってこられたものだ。これも何かの縁かもしれないと、私は家に連れ帰った。

bell17.jpg


名前を考えていると、所長が出張先から戻ってきた。なんか不思議そうな顔をしている。
「あれ?何か動いたけど・・・。」

「猫だよ、会社に迷い込んできたんだ。今、名前を考えてるんだけど、何か良い名前あるかなあ?」

「じゃあ、ベルが良いよ。ベルギーから帰ってきた日に会ったから・・・。」
なんて短絡的な、私はもっとこった名前を考えていたのに・・・。
その日からベルは家族の一員になった。

bell18.jpg

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