徒然乃記

愛猫の事、日常の些細な風景、そして仕事(建築)の事等を徒然に綴っていきたいと思います。

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風光庭ウラ話し(by所長)

 以前のオープンハウスでお披露目した「浜松・風光庭」の一部の材料は、東京の老舗銘木店から仕入れている。いつもそうしているわけではないが、この空間にはこういう顔をした材料が最適だろうとか、この正面にはこんな立ち姿の柱が似合うに違いないと思ったときには、20数年前から私の建築を理解してくれている渡部社長に目利きをお願いしている。(私がまだ20代の頃、上京した度に数寄屋建築のいろはを丁寧に教えていただいた)
この風光庭も、設計図面をお見せしながら全体のデザインイメージを伝えただけで、こちらの思い描いたとおり、いやそれ以上のものをチョイスしてくれた。日本全国のネットワークを持っているからこそ、この離れ業が成立するのだろう。今回は、特別に私が最も信頼している棟梁のひとり水崎氏にも同行してもらい、その品々を時間を掛けて確認していった。そのうちのひとつを紹介したい。

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浜松・風光庭の和室を見る。
床の間中央に座っている桜の皮付き丸太は、奥の壁から離れているのが分かる。

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和室の床の間に座る桜の皮付き丸太を眺めながら、納得の表情を浮かべる水崎棟梁

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茶筒にもよく使われる桜だが、皮付きのものは野趣あふれる表情が珍重されている。

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吉野の旅

「Rieちゃんの家の木、良いねえ。」
以前同じ職場で働いていたKさんが言った。
「深みが増したでしょう。」
「そうそう、それそれ」
あいかわらず、語彙が少ない。
やっぱり、無垢の木は良い。奏庵を造ってくれた水崎さんも来るたびに、「良くなったねえ。」って言う。木が好きな人にはたまらないようだ。

昨年の春、小池創作所主催の“吉野の杉と櫻を見る会”に参加した。
小池さんが計画する旅は(旅には限らないが)とってもハード。そのつもりで体力づくりをしての参加だった。
7時30分に駅に集合。新幹線で京都まで行き、近鉄に乗り換えて吉野に向かう。昼食後、まずは山守さんの説明を聞く。
「集成材が綺麗なのは新築の時だけ、だけど吉野の山の木は10年~15年経ってどんどん味が出てくる。」
言葉の端には山守としての誇りが滲んでいた。

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吉野杉には、年輪巾が細かく均一であるという特徴がある。つまりきちんと管理されているので、経過年数の割には木が細く締まっているということで、それは強度が高いという事に繋がるそうだ。吉野の山守さんは70人。親子孫と代々山を守っている。

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予備知識を頭に入れ、いよいよ吉野杉の見学に向かう。あいにく小雨が本降りに変わった。
土砂降りの雨の中、材木を運ぶために造られたという急勾配、超ヘアピンカーブの道を4WDの車は上がっていく。ドライバーの手元が少しでも狂えば、夕刊の片隅にでも載るのではないかと不安がよぎる。車内は誰もが言葉少なげだった。

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心配したようなことも起こらず、何事もなく下山。一緒に車に乗っていたおKちゃんは「あ~楽しかった。」だって。なんて肝が据わっているんだろう。
その後製材所へ向かう。製材所には材木が至るところに積み重なっていた。なかでも天然乾燥材は、美しかった。薄紅色の木肌はしっとりとして潤いがあり、きめ細やかだ。それに比べると人口乾燥したものは潤いに欠けていた。御一緒した浮遊間のUさんは、天然乾燥材に一目惚れ。是非浮遊間には天然乾燥材を使って欲しいと少し興奮気味だった。

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ベルとの出会い!

「猫がいるよ~。」
その声に外に飛び出ると、小さな生き物がすばやく動いて植木鉢の横に隠れた。
よ~く見ると、泥水で汚れ骨の形がくっきりと露わになったその後姿が、小刻みに震えていた。子猫が弱っているのは誰の目にも明らかだった。

誰かが言った。
「この猫死ぬよ。」
その瞬間、その場にいた皆なの想いが一致したように思う。
Mさんが猫を捕まえると流しに行って、その体を洗い始めた。子猫は鳴く力も残ってないようで、為すがままに体を委ねていた。私は手頃なダンボールを見つけてタオルを敷いた。体をよく拭いてその中に入れたが、目はまだ不安そうに怯えていた。

「もしかしたら、お腹が空いてるのかもしれないよ。」
Tさんが牛乳を持ってきてお皿にあけた。食パンを湿らせ子猫の口元に持っていく。

「食べるかなあ?」
子猫は皆が見守る中、小さな舌を出した。

「食べたよ~。」「良かったねぇ~、これでもう大丈夫だ。」

当時、私が勤めていた会社は2階にあった。よくもこんな弱った体で階段を上がってこられたものだ。これも何かの縁かもしれないと、私は家に連れ帰った。

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名前を考えていると、所長が出張先から戻ってきた。なんか不思議そうな顔をしている。
「あれ?何か動いたけど・・・。」

「猫だよ、会社に迷い込んできたんだ。今、名前を考えてるんだけど、何か良い名前あるかなあ?」

「じゃあ、ベルが良いよ。ベルギーから帰ってきた日に会ったから・・・。」
なんて短絡的な、私はもっとこった名前を考えていたのに・・・。
その日からベルは家族の一員になった。

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ジャパニーズ・ボブテイル

猫好きの友人から
「猫の本買ったんだけど、ベルちゃんにそっくりな猫が載ってるよ。Rieちゃんにも見せてあげたい。ジャパニーズ・ボブテイルって言うんだよ。」って電話がきた。

「ベルは尻尾がボンボンみたいに短いからジャパニーズ・ボブテイルじゃないかなって思ってたんだ。この前、猫作家の人に教えてもらったんだけど、昔から日本にいる猫って尻尾が短かったんだって・・・。それが外来種が入ってきてから、尻尾は長くなったみたいよ。もしかしたら、ベルは由緒正しい猫かも。」

「きっとそうだよ。だってこの本はそういう猫しか載ってないもん。」

やっぱりそうだったんだ。ベルは、まだ私がOLをしている時に会社に迷い込んできた猫だけど、野良猫にしては顔に気品があると思っていた。(親バカかなあ)
ネットでちょっと調べてみたら、ジャパニーズ・ボブテイルは“性格がよく、頭もよい猫で、ペットとして最適。人な つっこく、飼い主の言うことをよく聞く。”って書いてあった。

飼い主の言うことをよく聞くかどうかは疑問だけど、本当になつっこい。今日も私が新聞を読もうとすると、やって来た。

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そして、いつの間にか寝てしまった。

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住まい教室報告

先日、住まい教室が催されました。
最近完成した浮遊間について、建て替え前の状況から新居の完成まで、順を追って細かな説明がされました。私も途中から参加させてもらったんですが、所長の細やかな設計を改めて実感しました。たとえば、今まで住んでいた家の良かった点や悪かった点を丁寧に聞き取って、なるべく良かった点は新居の設計に生かすというのです。奥さんがキッチンの使い勝手をとても気に入っていたので、新居でも配置を変えていないそうです。

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2時間という限られた時間の割りには盛り沢山の内容で、ちょっと難しかったのではないかと思いました。こういう勉強会に参加するような人達は、日頃から勉強している人も多いけど、もう少し焦点を絞った方がよかったかな。

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スタッフの影山くんがぼやけた顔で座っていました。高低差があり変形の敷地なので、部屋の配置等が図面だけだと良く分からないということで、急遽、断面模型を造るようになったようです。模型に関しては(図面もそうだけど)妥協を良しとしない彼は、徹夜明けだったそうです。お疲れ様でした!

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